屋根工事

屋根リフォームのご紹介です。屋根の雨漏れや劣化でリフォーム工事を行う方も大勢いますが、地震に対して強い家にする「屋根で耐震をする」方も大勢います。

では・・・・
なんで、屋根の交換で耐震強度が上がるのでしょうか?

屋根の張り替え工事。詳しくは↓を見てください。



[check]金属屋根を知りたい場合。詳しくは→ 金属製屋根工事 

[check]カラーベスト屋根を知りたい場合。詳しくは→カラーベスト屋根工事

 

東日本震災後、耐震に関しての関心が急激に高まっています。

その中でよくお客様からお聞きする話は「耐震診断をしてもらって、工事の見積もりをしてもらったけど、これほど高額だとは思わなかった!」という声です。そうなんです。築年数の経っている木造建築をしっかり耐震補強すると500万円前後の費用が掛かってしまうんです。


家の耐震性能が低い事が解ったのに、結局何もできない・・という状況になった方からご相談頂く事が増えてきました。

そこで、私はアラセホーム社長や現場責任者高橋といろいろ考え始めました。難しく面倒な耐震検査を必要としないで効果が誰にでもわかる工法を考えました。
ズバリ、瓦屋根やセメント瓦、陶磁瓦など一般に「和瓦」と言われている瓦は非常に重く、地震時に家が倒壊する危険性が高まるのです。

下の図を見てください。↓

     
画像の説明 
 
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軽い瓦には一坪に約18キロの重さが掛かります。和瓦は一坪約180キロ

実際、3段階に分かれる耐震等級においても、和瓦の場合とそれ以外の場合では設定が大きく違います。下記の図は耐震等級を解りやすく計数化したものです。

    画像の説明


例えば・・和瓦で等級2の家だったとします。この家を和瓦を葺き替えて金属屋根にした場合それだけで、耐震等級が上がり最大の等級3になります。耐震等級が3になれば震度7強の地震がきても倒壊、破壊しない家になります。
 
ですから、和瓦の場合は瓦以外の屋根材に交換することをオススメするのです。しかも費用は耐震補強工事の3分の1から4分の1で済むことがほとんどです。さらに耐震ワイヤー補強で壁面を補強することで耐震性能が大幅に上がるのです。

和瓦を金属屋根(ガルバ板)に葺き替え工事。

大貫邸
八王子東浅川の現場です。築30年。耐震をお考えで和瓦を金属瓦に葺き替える事になりました。
また、金属屋根にして「太陽光発電パネル」も乗せます。
金属屋根は約30年間メンテナンスが必要ないといわれていますので、太陽光にはもってこいの屋根です。
耐震ワイヤー工事も今後工事予定です

瓦撤去
瓦は1枚1枚、手作業で屋根から降ろします。

瓦撤去
ハシゴにウインチがついている物で瓦を下げます。屋根作業は天候との戦いですので・・大人数で短時間で作業します。

撤去終了
約45坪の瓦を7人で撤去しました。瓦はまだまだ使える物でしが、下地の場ニアや防水シートは交換の時期でした。
ほこりが多く、屋根はかなり滑る状態で作業が難しいです。

雨対策
防水シートははがしませんので多少の雨は大丈夫かもしれませんが、用心のためにブルーシートで屋根を覆います。
1日目の作業はこれで終了。

べニア下地
二日目は下地べニアを古い防水シートの上から増し張りします。9ミリ、12ミリのべニアを使います。耐震的にもべニアの増し張りは効果があると思います。
下地確認
下地のタルキに合わせてべニアを止めます。
写真では解りにくと思いますが、防水シートを少し破って確認します。
下地を確認することはとても大切な作業です。

べニア作業
べニア作業中です。屋根の先端から張りはじめます。

べニア作業
1階部分の屋根の作業中。この日もとても暑かったです。

防水シート作業
べニアを増し張りした後に、防水シート(ルーフィング)を張ります。
ここまで終了すると雨が強く降っても大丈夫です。少し安心しますね。

ガルバ板
3日目からはいよいよ屋根材を張り込みます。今回は日鉄住金(ニクス)のニスクカラーという屋根材を使いました。
実はこの屋根材・・断熱効果もあります。モスグリーンの艶消しを選びました。

ガルバ
ガルバ屋根材も屋根の鼻先から工事を始めます。

谷
谷部分もきれいに収まります。

ガルバ3日目
3日目の作業はここで終了。一応、コーキングで雨が降っても雨水が屋根の下に侵入しないようにしておきます。固い仕事です(笑))

ガルバ4日目
4日目には2階の屋根は完全に終了しました。

ガルバ
1階屋根も4日目にほぼ終了。細かい作業が残りました。

棟
棟の下地なんですが・・・木じゃないのです。現在は樹脂を使います。
実は木製の下地ですと10年ぐらいで傷んで交換するのですが・・樹脂ですと木製の3倍ぐらい耐久しるようです。

終了
合計6日間で工事は終わりました。お天気が心配な工事ですので時間を有効に使いたいです。

約45坪で190万円の工事でした。
古い瓦の撤去や処分。下地作成などなどすべてコミコミの金額です。
お選びする屋根材で一坪約40,000円から50,000円が平均的な予算です。
屋根の形で足場がなければ作業できない場合があり、別途費用が掛かります。
外装塗り替えなどと同時に行う事で安く工事ができますね。


ここでは屋根の張替え工事をご紹介します。屋根材にも色々な種類があります。それぞれの特徴を生かした屋根の工事を見てください。

金属屋根の工事

屋根

関東直撃台風で屋根が落ちてしまいました。築7年です。建築家が建てたそうです。電話を頂き、私が現場で落ちた屋根の対応をしました。正直とても怖かったですが、けが人も出なくてホットしました。

下地

建てた建築家には修理は頼まずに、私が屋根の工事をする事になりました。
下地から本格的にやり直します。

天窓

天窓が屋根に4箇所ほどついていましたが、以前から雨漏れがあったので今回は天窓をすべてふさぐ事にしました。また、屋根の勾配(傾斜)があまりないので屋根材の選択には頭を痛めました。

作業中
屋根の上に作業台を作りベニアを張ります。今回のベニアは12ミリのラーチ材を使いました。下地(タルキ)に釘が当たるようにして確実に施工します。

金属屋根
下地仕事が終了しましたので、防水シートを張り、その後金属屋根の工事に入ります。今回の屋根は屋根勾配があまりなくても大丈夫な物で、1枚で端から端まで届きます。また。接続部分はワンタッチではめ込む事ができる優れものです。

屋根
約50センチ間隔で屋根材を張ります。とてもキレイです。

屋根完成

こんな感じで仕上がりました。屋根材の色はかなり選べます。通常のカラーベストに比べると軽くて丈夫。耐久性もあるようです。

完成

雪止めを二重につけて完成。屋根が大きいので落ちる雪のことを考えますと二重に雪止めをつける事が大切ですね。

約60坪で140万円の工事でした。


小さな屋根の補修工事。

今回の屋根工事はかなり、特殊な工事です。
工事前
出窓の屋根がかなり傷んでいます。屋根と言っても壁材を屋根に使用しています。

防水シートは入っていますが・・・やはり屋根材ではありませんので
雨水が当たる部分は傷んでしまいます。塗装で直してもすぐに傷んでしまう判断をしました。

ここで屋根材をどうしようか・・・高橋と相談しました。
出窓屋根部分の傾斜(勾配)も少ないので・・金属系の屋根を使う事で意見が一致しました。

カラーベストですと勾配が少ないと水が流れきれなく毛細管現象で逆に水を吸ってしまう恐れがあるのです。

防水シート

防水シートを張りました。
通常の屋根と同じ仕様です。防水シートはコーキング(接着剤)で固定。

ガルバ

今回、使う屋根材です。
金属製で断熱材も入っています。通称、横吹屋根材です。
約3mの屋根材。

加工

屋根材を加工しています。金属が切れるハサミを使っています。
電動工具で切れば・・・早いのですが・・・

実は金属系のサイディングや屋根材をサンダーなどの工具で
切りますと・・切った粉(金属粉)が出ます。

この金属粉がサビの原因となります。
ハサミですと金属粉が出ませんのでハサミで加工。しかし・・・腕が痛くなって仕方ないです(笑))

取り付け

屋根の端に専用の金具を取り付けて、屋根材を貼り始めます。
今回はコンクリートビスで屋根を固定。普通の屋根でしたらベニアが下地ですので、クギで固定します。

横吹完成

工事完了です。すごくキレイで自然な仕上がりです。
これで雨漏れの心配はなくなりました。20年はメンテナンスがいらないと思います。

費用は約4000×400の屋根で工事すべて込みで約4万円です。

この金額は外装工事と同時に行なう事で費用を抑える事ができます。

カラーベストの張替え工事。

雨漏り箇所を調べました。天窓からの雨漏れが原因でしたので
全ての屋根の張替えとなりました。
張替え前の屋根
カラーベスト(屋根材)を全て剥します。剥さなくて大丈夫な工事方法もありますが・・・やはり屋根は軽くしたいです。屋根は雨漏れ対策が重要ですので、しっかりとした工事が大切です。当社は古い屋根材を剥して工事する事をオススメします。


屋根撤去作業
屋根材を剥している作業です。この作業中に屋根の下地を確認します。傷んでいたりする場所は補強します。古い屋根材ですと「アスベスト」が入っている物がありますのでご注意ください。


屋根下地
古い屋根材を剥した後に今回はベニア板を全体に張りました。特に下地が傷んでいた訳ではありませんが、お客様の要望で耐久性を重視しました。


下地仕上り
屋根の下地(ベニア板)作業が終わりました。9ミリのベニアです。


シート作業
ベニア工事が終わりましたら防水シート作業です。このシートが防水の要です。隙間が出来ないようにと屋根の下部分から工事します。


シート作業
ゴムみたいなシートを張ります。一つのロールで約50mです。大きなホッチキスで止めていきます。


カラーベスト工事
防水シート作業が終わりましたので、屋根材作業に移ります。今回はカラーベストと言う屋根材を使いました。


屋根張り
一枚、一枚張っていく作業です。釘で屋根材を止めていきます。


屋根材
今回の屋根材です。この3倍は使いました。屋根まで上げるのがチョッと大変でした。


屋根仕上り
作業が終了しました。キレイに仕上りました。
天窓は取ってしましました。今後の雨漏れを考えますといい選択だと思います。


屋根確認
職長が最終確認しています。作業日数は約6日間です。天候に左右されやすい作業です。天候と相談しながらの工事でした。
約40坪で128万円の工事でした。

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